【地域連携】採択課題一覧(R2)

令和2年度 【地域連携】採択課題

代表者 プロジェクト
阿部栄子
和装振興プロジェクト~本場有機紬ユネスコ無形文化遺産登録10周年に向けて~

 日本のきものは、自然を慈しむ生活様式の中で培われた先人の感性そのものが、独特の美意識として生み出され、日本人の誇るべき民俗衣装である。教育面では、2006年に教育基本法が改正され、「伝統や文化を尊重し、我が国の郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と新たな教育目標が提示された。教育現場からは和服の授業方法がわからない、和服の知識が欲しい等の声を耳にする。本プロジェクトは、このような教育現場で活躍している教員をはじめ、本学在学生、卒業生、地域住民をも含めた人々を対象にしている。広く和服に興味をもち、和服を学んでいる若い学生が中心となり、本場結城紬ユネスコ無形文化遺産登録10周年を迎えた小山市の住民を対象としてセミナーを開催する。この開催を通して、世代を超えた人々が広く和服に興味をもち、日本文化の理解を深め、着実に後世へと「きもの文化」を伝承していくことを目的とする。

石井雅幸
三番町アダプトフラワーロードの会との地域美化活動

 プロジェクト名の「三番町アダプトフラワーロードの会」と呼ばれる活動は、三番町の街路樹の下のますに花を植え付け、花の管理を継続的に行う取り組みで、この取り組みには千代田区と三番町町会三番町会に関係する企業・団体、大妻学院が集い千代田区立九段小学校を中核において町を美しくする運動として実施している。
 児童学科では平成20年頃からこの活動を一部の学生(ゼミ学生)に協力依頼し実施して来たが、平成27年度からはフラワーロードの取り組みを児童学科1年の初年次教育の一環として行うこととした。それに伴い、花を植える場所を拡大したり、児童学科1年が日常的に町を美しくする取り組みを行ったりしてきた。本取り組みを維持・管理していくための仕組みつくりや、活動をさらに推進することを目的としたプロジェクト申請である。

松本暢子
多摩市における街区公園改修に関するプロジェクト

 多摩ニュータウン再生において、子育て家族の居住促進が求められており、これら家族の住環境選好では「緑地・公園」のニーズが高いことがこれまでの取り組みにおいて確認されている。そこで、昨年度は多摩市公園緑地課による街区公園の改修のための住民とのワークショップに参加するとともに、そこでの意見をもとにした改修計画づくりに関与することができた。今年度は引き続き、街区公園の改修のための取り組みに関わり、住民の求める街区公園について、利用者(住民、小中学生など)の意見収集を行い、街区公園の改修計画づくり(提案)を行いたい。

堀洋元
「防災と言わない防災」の実現に向けた私たちのチャレンジ

 本プロジェクトの主な活動は、ゼミでの体験学習による学びと防災イベントの実施、および報告会である。具体的には、学内外のゼミで体験的に防災を学び、防災の専門家や被災者からの話を聞くことによる疑似体験的な学び、それらの学びから得られた知識やスキルをもとに情報収集とアイデア出しを行い、学生が主導して防災イベントの準備と実施を行う。地域の方々あるいはかつて防災ゼミを学んだゼミOGに対して体験型防災ワークショップを行うことで、さまざまな対象者に向けて自分たちの学びの成果を発信することを最大の目的とする。これらプロジェクト活動に関するふりかえりを行うことで、防災ゼミでの学びを学生自身の進路やライフキャリアに活かすことが期待できる。また、多くの大学生にとって、身近とは言えない防災と向き合うことで、昨今言われる「新しい日常」の一部として主体的な学びの実践を試みる。

八城薫
からきだ匠(たくみ)カフェ~地域がつながる場所~

 本プロジェクトは、多摩キャンパス周辺で働く医療・福祉・教育などの専門家(匠)集団と本学学生が連携して吸引役となり、日頃から地域の様々な属性、世代の方々と繋がっていく事で、いざという時に助け合えるような地域でありたいという想いからが生まれました。このプロジェクトはまさに人間関係学部が目指すところの「共生社会の実現」に向けた実践的な取組みと言えます。「からきだ匠カフェ」は、心理学専攻学生が中心となり、あい介護老人保健施設、社会福祉法人 楽友会、多摩市多摩センター地域包括支援センターの方々と連携して、毎月1回2時間程度の地域交流会を実施しております。その内容は地域の人々がそれぞれの匠要素をアイデアにして交流テーマとし、教え合ったり、体操したり、ゲームしたりと世代を超えた交流するものであり、学生たちは開催のサポート役としても主役としても活躍しています。

堀口美恵子
未来を育む食と健康プロジェクト~SDGsにつなげる食育媒体の開発と実践~

 食を通じた幸福感や快適な生活環境は生活に潤いを与え、心身の健康力を向上させる。このような観点から、栄養・食を通じて人々の健康と幸福に貢献する栄養士を養成する本専攻では、地域に根差した食育ボランティア活動を多世代に向けて10年以上積極的に行っている。本プロジェクトでは、栄養と食の専門職である栄養士の立場から、持続可能な開発目標(SDGs)達成につながる食育に向けた取り組みを千代田区民に対して行う。なお、本プロジェクトの実践については、学生や教員が様々な職域で活躍する卒業生と連携する活動も含めることにより、本学での学びや各専門領域から創出される成果を地域社会に還元することができる。これは「持続可能な共生社会の実現への貢献」という本学の中期計画における大妻学院の使命とも合致するものである。