【地域連携】採択課題一覧(H25)


平成25年度 【地域連携】採択課題

代表者 プロジェクト
阿部 栄子
きもの着装プロジェクト
和服は日本固有の衣服であり、そのなかには日本人ならではの文化が凝縮されている。自然を慈しむ生活様式の中で培われた先人の感性は日本のきものに独特の美意識を生み出した。国内だけでなく海外からも注目を浴びている日本人の誇るべき民族衣装「きもの」であるが、今日の日本では儀礼服化してしまった。2006年に教育基本法が改正され、「伝統や文化を尊重し、我が国の郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」と新たな教育目標が提示された。しかし、教育現場からは和服の授業を希望しているがどのような指導をしたら良いのかわからない、和服に関する知識が少ない等の声を良く耳にする。このような教育現場で活躍している教員をはじめとして本学の在学生はもちろん、卒業生、地域住民をも含めた範囲の人々を対象とした着装セミナーを開催する。このセミナーの開催を通して、世代を超えた人々が広く和服に興味をもち、日本文化の理解を深め、着実に後世へと「きもの文化」を伝承して行くことを目的とする。
阿部 和子
子育て広場オープニングプログラム作成プロジェクト
家政学部付属児童臨床研究センターにおいて、10月下旬から、センター機能の一部を地域の親子に向けて開放する(「子育て広場」)予定である。
本プロジェクトは、児童学に関する専門的な学びを駆使して、
①センターでの取り組み(子育て広場・子育て相談)を地域の親子に知らせること(PR)
②開所当日のプログラムを作ること
③開所当日はそのプログラムを実践すること
以上の3点を、在校生、卒業生、センター所員有志で協働で行うこと活動内容とする。
荒井 芳廣
地域に根差した各種NGOへのインターンシップを通じたボランティア・グループの形成
申請代表者は、これまで文化研究のフィールドとしてきたカリブ海の黒人共和国ハイチの教育支援団体「ハイチの会 セスラ」への参加を通じて、近年、国際的教育支援の在り方、国際理解のための開発教育、異文化理解教育についての考察を続けてきた。その結果、現在の大妻女子大学の教育においてこうした分野が他大学に比して大きく立ち遅れていること、そしてこの分野の教育カリキュラムの確立が急務であることを痛感している。そこでこのプロジェクト計画では、申請代表者がこれまでに関与してきた「横浜NGO協議会」、「JICA横浜」、「移民資料館」、「CLAIR(クレア)自治体国際化協会」(全国組織の財団法人)、「開発教育協議会」(DEAR)などの組織の活動へ学生と共に積極に参加し、地域貢献のための社会的ネットワークづくりを探ると同時に大妻女子大学ボランティアセンター設立のための情報収集と土台づくりを行う。
生田 茂
学校を美術館・博物館に変身!
地域の小学校と共同で、学校を短期間「美術館・博物館」に変身させる取り組みを行う。
小学校の「こどもまつり」などのイベントの会場に、本学の学生が創作した音声ペンやスキャナーペンに対応した手作り教材を出店するとともに、株式会社リコーの開発した「紙アプリ」を用いたインタラクティブな「美術館・博物館」を創成する。
本学の学生の卒業研究等で制作した手作りの教材を子どもたちに提供するとともに、学校の昇降口等を「子どもたちの描いた絵を動きのある作品として展示する美術館・博物館」に変身させる。
小川 浩
地域の社会福祉法人との連携による学内カフェの運営
人間関係学部及び社会情報学部有志の教員・学生と、会福祉法人由木かたくりの会との連携により、人間関係学部棟のラウンジにおいて、パン、焼き菓子、飲み物等の販売を行う。販売するだけでなく、ラウンジの一画をカフェのようなコーナーとし、学生が休憩、談話できるスペースを提供する。本プロジェクトによりプロジェクト参加学生には障害のある人と共に働く社会的体験、また、一般学生には学内に不足する「カフェ」的な居場所、障害のある人と触れ合う場面を提供する。社会福祉法人に対しては、パン・焼き菓子等の販売機会を提供し売上向上に貢献すると共に、障害のある人の就労体験の一助とすることができる。問題点を検証しながら段階的に進める予定であり、初年度は授業期間中の9~1月に計10回程度開催する。12月頃に、本事業の地域への広報、啓発等を狙いに、地域市民、障害者、学生との交流会を行う。
黒瀬 奈緒子
小山田緑地の生きもの調査プロジェクト
大妻女子大学・多摩キャンパスのすぐ側には、東京都とは思えないほど豊かな自然が残る小山田緑地があり、多様な生物が集うビオトープとなっている。この地では、緑地内の鶴見川源流を中心に水辺環境を保護しているNPO法人鶴見川源流ネットワークが古くから活動を行っている。本プロジェクトでは、このNPOと協力・情報交換しながら、主に小山田緑地に生息する鳥獣を主な対象として生きもの調査を行い、生息状況の把握・評価を行い、その結果を受け、緑地内個体群の維持管理を検討する。と同時に、開発が進む多摩ニュータウンにも、まだ豊かな自然が残っていることを。多摩市民や都民などに知ってもらうことで、地域の生物多様性保護を考える場を提供し、地域の環境教育に繋げることを目的とする。学生と地域コミュニティーを繋ぐ学習の機会として、大変良い効果を発揮すると期待できる。
柴田 邦臣
デジタル・ディバイドを克服するメディア実践と地域連携活動
本プロジェクトは、「大学における新しい地域連携のありかた」を模索するものである。 大学における地域連携は、“単なる地域支援”でも“単なる地域調査”でも、あってはならない。教育機関として、そして女子大としての特色を生かし、「私たちでしかできない地域連携」をめざし、実践するものである。具体的には、社会情報学部で現在学んでいる「情報技術」、しかも主流であるタブレット・メディアを、地域でデジタル・ディバイドに直面する人々、特に障害のある子どもたちや被災地の高齢者に学んでもらう講習を企画する。それを学生が立案・実施することで、地域の方々の情報共有を支援すると共に、学生が現在、演習などで学んでいる「情報メディアの知識」を実際に生かし、社会貢献するフィールドワークとする。さらに大妻のOGに協力してもらうことで、「卒業後も地域連携」できる人材育成を視野に入れた企画とする。
炭谷 晃男
地域のこどもたちとお年寄りのメデイアリテラシー向上プロジェクト
社会情報学部情報デザイン専攻炭谷ゼミと教職課程履修者有志の学生と地域の学校、多摩市教育委員会、多摩市公民館との連携により、こどもたちの体験学習の機会及び学習機会の提供を目指したい。 本プロジェクトによりプロジェクト参加学生には地域の人と共に事業を推進する貴重な社会的体験となる。また、学内教職課程履修者に対しては、こどもたちに教えるという機会とこどもたちにふれ合う体験を提供し、このプロジェクトを通じて教職課程の勉強する意義にリアリティを持たせたいと考える。今年度、新たに取り組む事業なので、問題点を検証しながら段階的に進める予定であり、初年度は夏休み期間を含め8~1月に月1~2回程度開催する。
田中 優
大妻多摩 TABLE FOR TWO ~大学・地域から食の国際貢献を!~
大妻女子大学多摩TABLE FOR TWOは、平成20年に日本の大学として初めてTFTを導入した。活動は、学生食堂でのTFTランチの提供、週2回のミーティング、大妻多摩際での出店、平成24年度年には、地域のカフェと協力したTFTメニューの提供などを行ってきた。
平成25年度の目的は、TFTの活動を学校、地域、企業へと広め、さらなる国際貢献を進めることである。そのために二つのことを実践する。一つ目はメインとして学内のTFTランチの売り上げ食数を伸ばすため、食堂と連携したイベントの開催、新メニューの導入を計画している。TFTランチの販売促進のための活動により、多摩校の学生・生徒、学校を訪れた保護者などが、TFTの活動に参加する機会が増える。二つ目は地域との連携である。文化祭による活動宣伝や、多摩地域だけに限定しない企業や個人経営店舗とのコラボを行うことにより、学内の活動に留まらず、活動を広げていくことを目指している。
福島 哲夫
唐木田コミュニティセンター『からきだ菖蒲館』での「人生振り返り講座」プロジェクト
日本人の平均寿命が男女ともに80歳前後となった今日、定年退職後をいかに豊かに過ごすかが問われている。このような状況の中で、コミュニティ活動の重要性も認識され、様々な活動が繰り広げられている。しかしながらそれらのほとんどが趣味や身体運動、文化活動などに属するものであり、自身の内面やこれまでの人生を振り返るという活動はあまりされてこなかった。
そこで、プロジェクト代表者の福島がコーディネートする形で、中堅心理学者や臨床心理士をその都度招聘し、講演を交えながら地域からの参加者が語り合う会を開催したい。その際には人生後半の心理と「個性化」について論じられているC.G.ユングの心理学や「自己実現」について論じているA.マズローの心理学を参考にする。そして大妻女子大学の3、4年生や大学院生が聴き手・促進役(ファシリテーター)として、参加者のこれまでの人生や人生観、自己の心を振り返り語り合う。このような形で、それぞれの自己実現と個性化を模索・促進する。
干川 剛史
東日本大震災被災地の商店街と連携した復興支援活動
東日本大震災の津波災害被災地の宮城県気仙沼市中心部の八日町商店街と連携して、被災地の復興支援活動を干川ゼミの学生を中心に行う。
ゼミの指導教員の干川は、阪神・淡路大震災以来の災害ボランティア仲間の正村圭史郎氏の協力を得ながら、東日本大震災発生直後から気仙沼市と南三陸町で被災地の復興支援・調査研究活動を行って来た。
正村氏は、支援活動の一環として、八日町商店街で復興を志す人たちに対して助言・指導を行い、その成果として、商店街の復興活動拠点としてタコ焼き屋「たこよし」が建設・開業され、たこ焼き等の商品の開発・製造・販売による商店街活性化を通じた被災地復興の取り組みが行われている。
そこで、この八日町商店街の取り組みを、正村氏と干川の指導の下にゼミの学生が中心となって、乾燥・脱臭・熟成効果を持つ火山灰と地元で獲れるサメ等の魚介類を活用した特産品「灰干し」の商品開発・販売促進等を通じて支援する。
堀口 美恵子
大妻力を活かした東北復興支援活動の推進
本プロジェクトでは、歴史ある大妻学院における卒業生の先輩力、教員の専門力、及び在学生のパワーを結集した力を「大妻力」として捉え、学部や年代の枠を超えたネットワークを構築し、人材の専門性を活かした社会貢献活動として東北復興支援を推進する。本年度は、昨年末に千代田区内に開設された「岩手もりおか復興ステーション」、及び岩手県の「東日本大震災被災地支援チーム 一般財団法人 SAVE IWATE」と連携し、栄養士を目指す学生や多方面で活躍する卒業生と共に、三陸の埋もれた地域資源である和胡桃の活用に取り組む。学生は、これらの主体的な活動を通じて地域や卒業生との絆を深めるとともに、真に自立した女性として社会に貢献していく効果が期待される。