2014 PC Conference で「学校を美術館・博物館に変身!」の地域連携活動を紹介

CIEC(コンピュータ利用教育学会)と全国大学生活協同組合連合会主催の 2014 PC Conference が、8月8−10 日に北海道の札幌学院大学を舞台に開催されました。

本学の社会情報学部の生田茂教授は、(株)リコー、リコージャパン(株)とともに、学会のプレ企画として、リコーの「紙アプリ」と本学の学生が手作りした教材を持って、参加型のワークショップを開催いたしました。このプレ企画は、本学の「地域連携プロジェクト」として多摩地域や筑波大学附属大塚特別支援学校で取り組んだ「学校を美術館・博物館に変身!」プロジェクトを紹介するとともに、学会の参加者に「紙アプリ」と本学の学生が手作りした教材を体験して頂こうと取り組まれたものです。

当日は、70 名近くの参加者が描いた絵で「大きな水族館(紙アクア)」を作るとともに、参加者は「まちづくり(紙エコタウン)」、「カーレース(紙レーサー)」などを体験しました。また、参加者は、本学の生田教授のゼミ生たちが手作りした教材を体験しました。

参加者が手書きの絵を描いて水族館(紙アクア)作りに挑戦

参加者が手書きの絵を描いて水族館(紙アクア)作りに挑戦

本学の学生が作った手作り教材を試す参加者

本学の学生が作った手作り教材を試す参加者

こうした参加者による「紙アプリ」や手作り教材の体験の後に、紙アプリの今後の発展の可能性や学生と共に取り組む地域の学校との協働の在り方等について活発な議論が行われました。「現在は、描いた絵がスキャンされ、3次元的に動くだけのようだが、インタラクティブ性を付け加えたらどうだろうか?」「効果的な音声を付け加えてみたら新しい活動になるのでは?」「下絵を変えたら様々な教科での学習に使えるので?」、また「学校との協働の取組みを可能とするには大変な苦労があったのでは」などの意見や質問が出されました。

学生の作ったマルチメディアを扱えるドットコードや Media Overlays 機能を用いた手作り教材を体験した小学校の先生からは、「うちの学校でも使えるようにして欲しい!」という要望が出されました。

参加者で「紙アプリ」や手作り教材を用いた学校との協働の活動の在り方を議論

参加者で「紙アプリ」や手作り教材を用いた学校との協働の活動の在り方を議論

この 2014 PC Conference においては、プレ企画に加えて、生田教授が昨年度取り組んだ4つの学校(八王子市立柏木小学校、多摩市立連光寺小学校、府中市立府中第十小学校、筑波大学附属大塚特別支援学校)の先生とリコーの皆さんとともに、「『学校を美術館・博物館に変身!』プロジェクトの取組み」、そして、青森県立森田養護学校の葛西先生と生田教授による「児童の主体性を引き出すための音声ペンや iPad を活用した試み」という2件の口頭発表が行われました。

これまでの各学校の先生と生田教授との日常的な関わりがあったからこそ、学校の子ども祭りや文化祭への参加、そして、図書室におけるお店の出店として実ったことが報告され、学校との協働の取組みを行うには、何よりも常日頃の学校の先生との関わりが大切なことが参加者によって共有されました。

生田教授は、今年度は、「学校、保育園、幼稚園を美術館・博物館に変身!」プロジェクトとして、リコーの皆さんのお力を借りながら6つの学校で取り組む予定です。